話は尽きない

音楽、数学、言語学、人類学などについて

2018-01-01から1年間の記事一覧

バルカンのリズムについて

最近、バルカン半島の音楽にハマっています。 前からブルガリアを中心にバルカン音楽はよく聴いていたんですが、最近特にバルカン関係の方と知り合ったりライブに行ったりと、積極的にバルカン音楽を浴びています。ということでこの記事では、バルカン音楽の…

キリル文字圏の言語を特定する

キリル文字というのは、主にロシア語等のスラヴ語派の言語を表記するのに使われる文字です。 日本では「キリル文字=ロシア語」のようなイメージがついているような気がしますが、キリル文字で書かれているもの全てがロシア語というわけではありません。ロシ…

「横笛 (ようじょう) 」という読み方への考察

何を書いているタイミングだったかは失念しましたが、「名目 (めいもく) 」というワードを変換しようとしたら、その説明欄に「名目 (みょうもく) 」という別の読み方が表示されました。それはそれでへえ〜と思ったんですが、よく見るとその説明欄に面白いこ…

純正律と平均律の数理 

現在、ポピュラー音楽の大半は12平均律という音律を使って作曲・演奏されています。この12平均律が採用されるに至るまでに様々な音律が考案されてきた訳ですが、この記事ではその中でも「純正律」と「平均律」を比較し、さらに12以上の大きい数の平均律につ…

南インド音階理論『メーラカルタ(Melakarta)』について

インドの音楽は北と南で大きく2つに分けることができます。北インドの古典音楽を「ヒンドゥスターニー音楽」といい、南インドの古典音楽を「カルナータカ音楽」といいます。今回は南インドのカルナータカ音楽の中で使われているメーラカルタ(Melakarta)と…

世界の斜め笛について

世界には様々なタイプの笛が存在しますが、斜めに構えて吹く笛があるのをご存知でしょうか? とてもシンプルな構造なのに幅広い音域と表現力を持ち、シュワシュワとした独特なサウンドが魅力的な斜め笛。この記事ではそんな斜め笛の紹介をしていきます。 そ…